リーディンググラスをかけると視力が低下する?正しい知識と選び方を解説
- 2月26日
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リーディンググラスは、老眼鏡とも呼ばれている目のピント調整機能をサポートするためのめがねです。年齢を重ねるにつれて、小さい文字や近くの距離が見づらくなるなど、視力の衰えを感じるときに役立ちます。一方で、リーディンググラスをかけると視力が低下するのではと不安に思い、使うか悩む人もいます。この記事では、リーディンググラスによる視力低下の不安をなくし、目の健康を保ちながら快適に使うためのポイントをご紹介します。
老眼になると目の中でどんな変化が起こる?
老眼は、年齢を重ねるうちに生じる老化現象のひとつです。老眼になると、ピント調整機能が衰えて視力の変化が起きます。そもそも目が、見るものの距離に合わせてピントを調整できるのは、水晶体と毛様体筋の働きによります。レンズのような役割を果たしている水晶体の厚みを変えて、光が屈折する角度を調整し、網膜に像が映るようにしているのです。近い距離を見る場合は、水晶体の周りにある毛様体筋が収縮して、水晶体を厚くします。反対に遠くを見る場合は毛様体筋が弛緩しており、水晶体は薄い状態になっています。
年齢を重ねると、老化現象によって水晶体の柔軟性がなくなったり、毛様体筋の力が衰えていきます。近い距離を見るときの方が毛様体筋の力が必要なため、毛様体筋が収縮して水晶体を厚くしづらくなると、近い距離にピントを合わせにくくなる老眼の症状がではじめます。老眼の初期症状はさまざまで、細かい文字が見づらくなったり遠くから近くを見るとぼやけるなどの症状があります。ついついスマートフォンを遠くに離して見ていたり、ピントが合うまで時間がかかることに気付いたら、老眼がはじまっているサインかもしれません。早ければ30代後半から初期症状が出る人もいて、平均でも40代半ば頃にはじまる人が多いようです。老眼による視力低下がはじまると、もとの視力に戻すことはできません。年齢に伴って少しずつ視力が低下していき、60歳頃まで進行が続くといわれています。

リーディンググラスをかけると視力が低下する?
老眼によってピント調整機能が低下していくと、スマートフォンの文字が見づらくなったり、食事のメニューや仕事の資料が見にくいなど、不便を感じるシーンが多くなります。そのような不便な状況を解消するための便利アイテムがリーディンググラスです。リーディンググラスは、ピント調整機能をサポートするためのめがねで、近い距離にピントを合わせられるよう、低下した視力を補います。老眼の人にとって便利なリーディンググラスですが、使うとさらに視力が低下するのではと、使用をためらう人もいるようです。視力の低下は誰にとってもストレスを感じることなので、さらに老眼が進んだらどうしようと心配になる気持ちがあるのでしょう。しかし、リーディンググラスをかけることによって、視力が低下することはありません。視力低下を心配せずに、安心してリーディンググラスを使うことができます。
むしろリーディンググラスを使用せずに、見づらいまま無理している方が、目の健康によくありません。近い距離を見るときは、毛様体筋が緊張状態になるため、無理をしていると毛様体筋の負担が増加し、疲労の原因となります。目の負担によって疲労がたまると、視力低下にもつながる場合もあるため、注意が必要です。目の疲労から肩こりや頭痛など、体の不調につながるケースもあります。リーディンググラスを使用するなら、毛様体筋をサポートして目の負担を軽減できるため、目の健康を保って視力の維持にも役立ちます。
しかし注意が必要なのは、視力に合わない度数のリーディンググラスを使用しているケースです。度数が合っていないと、リーディンググラスをかけていても見づらい状態で見ることになるため、目に負担がかかって視力低下につながってしまう場合があります。リーディンググラスを使用する際は、眼科を受診して正確に視力を測定し、適切な度数を選びましょう。また、リーディンググラスのレンズには種類があるため、用途に合わせて使用する必要があります。リーディンググラスのレンズの特徴について知ったうえで、使うシーンに合わせて適切なレンズを選びましょう。
ライフスタイルに合わせたリーディンググラスの選び方
リーディンググラスは、近い距離をクリアに見るために使用するめがねです。そのため基本的には、単焦点レンズと呼ばれる一枚のレンズにひとつの度数が入っているレンズを使用しています。近くの距離に焦点が合わせられているため、リーディンググラスをかけて遠くの距離を見るとぼやけて見えます。このような特徴があるリーディンググラスは、近くの距離を見るときにのみ使用し、かけっぱなしで使用することはありません。かけ外ししながら、スマートフォンを見るときや読書をするときなど、手元を見るときにリーディンググラスをかけて使用します。
もともと視力が悪く遠くの距離も見づらい人やかけ外ししが面倒という人などは、1枚のレンズに2つ以上の度数が入っている、累進多焦点レンズを選ぶこともできます。累進多焦点レンズは、1枚のレンズのなかで度数がゆるやかに変化するようになっており、上部は遠くの方を下部は手元の方と、レンズの場所によって合う焦点が変わります。単焦点レンズのリーディンググラスと比べて視野が狭くなるため、慣れるまで時間がかかる場合もありますが、かけっぱなしにできるというメリットがあります。
多焦点レンズにも種類があるため、見たい距離に合わせて選びましょう。遠近両用レンズは、遠くと近くに焦点を合わせられるレンズで、外出時に景色を楽しみながら手元のスマートフォンを見たいときなどに便利です。中近両用レンズは、中距離と近い距離に度数を合わせたレンズで、家事をするときなど室内の活動に適しています。さらに、パソコン画面と手元の資料など、比較的近い2つの距離に合わせた近々両用レンズもあります。このようにリーディンググラスは、用途によって最適なものが異なるため、複数のリーディンググラスを使い分けることも可能です。またリーディンググラスのデザインにも、さまざまなものがあります。仕事用のスタイリッシュなリーディンググラスとお出かけ用の個性的なリーディンググラスなど、ファッションやシーンに合わせて楽しむこともできます。

老眼の進行をゆるやかにする目のケア方法
適切な度数のリーディンググラスを使用しているなら、老眼をサポートしながら目の負担を軽減できます。リーディンググラスによって視力が低下することはないものの、老眼は年齢を重ねるにつれて進行していきます。リーディンググラスでサポートする以外にも、目の健康を保つための習慣を意識しましょう。目の健康を保つことで、老眼の進行をゆるやかにできます。
そのために意識できることのひとつが、適度に目を休ませる習慣です。パソコンやスマートフォンを使用しているときはとくに、集中していてまばたきを忘れてしまいがちなので、気を付けましょう。リーディンググラスを外して遠くを見たり目を閉じるなど、1時間のうち数分でも休ませる時間をとるなら、目の疲労を軽減できます。また、リーディンググラスを使って手元を見る際も、適切な距離を保つよう意識しましょう。スマートフォンであれば30cm程度の距離が適切といわれているため、それ以上近い距離にならないようします。もし、適切な距離よりも遠い方が見やすい場合、老眼が進んでリーディンググラスの度数が合わなくなっているのかもしれません。リーディンググラスは、老眼の進行に合わせて度数を変える必要があります。常に視力に合った度数リーディンググラスをかけるようにすることも、目の健康を保つために大切です。
目の疲労を感じたときは、無理をせず軽いマッサージやエクササイズでリフレッシュしましょう。目の周りをやさしく指の腹で押して刺激することで、血流が促され、眼精疲労の緩和につながります。とくに、攅竹(さんちく)や太陽といった、目の周囲にあるツボを軽く押すと効果的です。また、眼球をゆっくりぐるぐると回す運動もおすすめです。上下左右に視線を動かしたり、円を描くように動かしたりすると、目の周囲の筋肉がほぐれ、疲れ目の解消に役立ちます。また、目を温めてあげるのもよい方法です。手のひらをこすり合わせて温め、目をそっと覆うパームアイは手軽にできるリラックス方法です。さらに、蒸しタオルやホットアイマスクを使えば、目元の血行が促進され、緊張した筋肉をほぐすことができます。温めることで目の疲れが軽減されるだけでなく、リラックス効果も得られるため、就寝前にもおすすめです。
幅広いラインナップからデザインを選べるリーディンググラス
サイモンでは、快適な生活をおくるために、便利で心地よく使い続けたいと思えるものづくりを追求しています。デザインやカラーにこだわり、生活に彩りを加えられるリーディンググラスを取り揃えています。
FRAMES.
リーディンググラスは、かけ外ししながら使用するアイテムなので、ファッションに合わせて思い切ったデザインやカラーを楽しめます。イタリアのナンニーニ社がデザインしているフレームスは、おしゃれなフレームと洗練されたカラーの、個性あふれるリーディンググラスです。トレンド感や遊び心のあるデザインからクラッシックなデザイン、スタイリッシュなデザインなど、なりたい雰囲気に合わせて楽しめる豊富なフレームデザインがあります。リーディンググラスのフレームカラーも、マットやクリア、落ち着いたカラーから鮮やかなカラーまでさまざまです。フレームスの幅広いラインナップから、使うシーンやファッションに合わせてデザインを使い分ければ、おしゃれを楽しめるでしょう。

まとめ
リーディンググラスを使用すると、見づらい距離のピント調整をサポートし、目の負担を軽減できます。リーディンググラスによって視力が低下するのではと、心配する必要はありません。視力に合った度数のリーディンググラスを選び、見たいものの距離に合わせて使い分ければ、老眼の症状をサポートして快適に過ごせます。適度に目を休ませて疲労をためないようにして、目の健康を保ちながら上手に老眼と付き合っていきましょう。


