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マスクによるメガネの曇りの解決方法は?くもり止めやマスクの付け方がポイント

  • サイモン編集部
  • 2024年2月7日
  • 読了時間: 8分

更新日:4月22日

花粉症の時期や感染症対策など日常生活でマスクを使用する機会は多くあります。マスクを付けるときにメガネが曇ってしまうことは、メガネユーザーによくある悩みのひとつではないでしょうか。メガネが曇るからといって、マスクを付けないわけにもいかず、ストレスやイライラの原因になってしまいます。この記事では、マスクを付けるときにメガネが曇る原因や、メガネの曇りを防ぐための対策をご紹介します。


マスクでメガネが曇る原因

マスクを付けるとメガネが曇ってしまう原因に、結露という現象をあげられます。結露というと、寒い時期に起きる温かい部屋の窓ガラスに水滴が付く現象を思い浮かべる方が多いかもしれません。それと同じ現象がメガネのレンズでも起きているのです。空気中には多くの水蒸気が含まれており、空気の温度によって含められる水分の含有量が異なります。温度が高いほど空気中に含まれている水分量は多くなり、温度が低いと水蒸気の含有量は少なくなっています。そのため温かい空気が冷やされると、空気中に含みきれなくなった水蒸気が水滴となり、結露という現象が起きるのです。


マスクを付けている場合、鼻や口を覆われた状態で呼吸をすると、体温くらいの温かい息がマスクと顔のすき間から漏れ出し、メガネのレンズに当たりやすくなります。温かい息は水蒸気を多く含んでいるため、メガネのレンズに当たって冷やされると水蒸気が水分に変わり、レンズに水滴が付いてしまいます。さらに、レンズに付いた丸い水滴は光を乱反射させてしまうため、視界不良になります。これが、マスクを付けたときにメガネのレンズ曇って見えなくなる原因です。メガネが曇る現象は、マスクを付けているときだけでなく、温かい食べ物を食べるときや暑い時期にクーラーがきいた部屋に入ったときなどの、温度差が生じやすい状況で起きやすくなります。

とくに気温が低い冬期は、メガネのレンズが冷たい外気によって冷やされているため、温かい息との温度差が大きくなってメガネが曇りやすくなります。湿度の高い梅雨の時期や雨の日なども、空気中に含まれている水分が多くなるため、メガネが曇りやすいのです。さらに環境だけでなく、汚れや皮脂が付いているなどメガネの状態によっても、水滴が付きやすくなってしまいます。


マスクを付けるたびにメガネが曇ってしまうと、いちいち拭かなければいけなかったり、マスクを付けられなくなったりして、ストレスを感じることがあります。メガネ自体にできる対策やマスクを工夫する方法で、マスクを付けたときにメガネが曇るという悩みを解消しましょう。


マスクによるメガネの曇りの解決方法は?くもり止めやマスクの付け方がポイント


メガネでできるくもり止め対策

メガネの曇り対策は、くもり止めやコーティングレンズを使う方法があります。くもり止めは、レンズが曇りにくくなる成分をレンズに塗布することで効果があらわれます。コーティングレンズは、特殊な加工でメガネの曇りを防ぎます。


くもり止めを使う

メガネ自体を曇りにくくする対策方法のひとつは、メガネのレンズにくもり止めを塗布するという方法です。メガネレンズ専用のくもり止めにはいろいろな製品があり、使用しているメガネですぐに対策できます。くもり止めは、界面活性剤などメガネのレンズをくもりにくくする成分が配合されており、レンズになじませることによって親水性被膜と呼ばれる膜を作ります。親水性被膜には、水滴をレンズの表面になじませる効果があり、なじんだ水滴は光を透過させて乱反射しないため、メガネの曇りを防ぎます。さらに親水性被膜でなじませた水滴は早く蒸発するので、レンズが乾いた状態を保てます。


メガネのくもり止めは、種類によってお手入れのしやすさや効果の持続性などが異なります。くもり止め成分をなじませたクロスやシートタイプは、レンズの両面を拭くだけで簡単にお手入れができ、持ち運びしやすいので気になったときに、いつでもメガネのお手入れしやすい便利な種類です。クロスタイプは、何度も使用できるのでコストパフォーマンスが高く、シートタイプは1枚ずつ個包装になっていて使い捨てできるため、衛生面が気になる方に適しています。スプレーやムースタイプは、くもり止め成分をレンズに吹きかけて、両面に塗り広げてからティッシュや布で拭いて使用します。拭くだけよりも少し手間がかかりますが、効果が持続する強力タイプの製品を選べば、何度もお手入れする手間を省くことが可能です。ジェルや点液タイプのくもり止めも、成分を塗り広げてから拭き上げて使用しますが、スプレーのように飛び散りの心配がないので、オフィスや外出先でも使用しやすい種類です。



マスクによるメガネの曇りの解決方法は?くもり止めやマスクの付け方がポイント


コーティングレンズを使う

メガネ自体を曇りにくくするもうひとつの対策は、コーティングレンズのメガネを使うことです。メガネには、さまざまな加工を施したレンズを使用している製品があり、そのひとつにレンズを曇りにくくする特殊な加工が施されているコーティングレンズがあります。くもり止めのためのコーティングには、親水性コーティングや吸水性コーティングといわれる種類があります。親水性コーティングは、親和性皮膜を作って水滴をレンズの表面になじませる加工が施されており、吸水性コーティングは、レンズに水分を吸収する膜をつくり、コーティングに水分を吸水させて蒸発させる仕組みです。どちらのコーティングレンズも、あらかじめ加工が施されているので日常的にお手入れをする必要はなくなりますが、コーティングは数年で剥離してしまうため、効果がなくなったらメガネの買い替えが必要です。


マスクで工夫できるくもり止め対策

マスクを顔にフィットさせつつ、メガネの曇りを解消するためには、マスクの上部を折り曲げたり、曇りにくいマスクを選ぶなど工夫が必要です。


マスクの付け方

マスクの付け方をひと工夫することによって、メガネの曇りを解消するための対策ができます。マスク上部と顔の間にすき間ができていると、息がメガネの方に流れていきメガネが曇る原因となるため、なるべく顔にフィットさせてすき間を少なくするような対策をしましょう。


マスクを顔にフィットさせるための対策として、マスクの上部を内側に折り曲げる方法があります。上部1cmほどを内側に折り曲げると、折り曲げたところに息が当たって分散させられるので、メガネの曇りを軽減する効果があります。また折り畳んだティッシュペーパーを内側に入れると、マスクと二重になって顔とのすき間を減らせるため、同じような効果を期待できます。上部を折り曲げる対策方法とティッシュペーパーを入れる対策方法をダブルで行うこともできます。


どちらも手軽に行える対策方法なので、くもり止めを持っていないときなど、緊急時でも行いやすい対策方法です。またマスクを2枚重ねて使う方法も、息が分散されるためメガネが曇りにくくなる対策ですが、2枚重ねると息苦しさを感じたり耳にかけた部分に痛みが出たりといったデメリットもあります。


曇りにくいマスクを使う

マスクにはいろいろな形や素材の製品があるので、曇りにくいマスクを選ぶことによって、メガネの曇りを解消する方法もあります。マスクと顔の間のすき間を減らすために、顔にフィットする製品を選びましょう。プリーツ型で上部にワイヤーが付いているタイプは、ワイヤーを鼻の曲線に合わせてフィットさせて顔とのすき間を減らせます。


ノーズパッドを使ったり、ノーズパッドが付いているタイプを使ったりすることも、フィット感を高めてメガネの曇りを軽減するのに効果的です。立体型のマスクは、口元にスペースができるので息苦しくなりづらい製品です。ワイヤーが付いているダイヤモンド型の製品は、顔にフィットできて息漏れしづらい形ですが、ワイヤーが入っていないウレタン素材の立体型の製品は、顔にフィットしにくいかもしれません。

マスクにもいろいろなサイズがあるため、どのような形状を選ぶとしても顔のサイズに合った製品を選ぶことが大切です。サイズが合っていないと、付け方を工夫したり曇りにくい形を選んだりしても、顔にフィットしないためメガネが曇る原因になります。普通サイズだけでなく子ども用サイズや小さめサイズの製品もあるので、自分の顔に合った製品を使用してください。



マスクによるメガネの曇りの解決方法は?くもり止めやマスクの付け方がポイント


いつでもどこでも!手軽にメガネの曇りを解消できるクロス

おしゃれなリーディンググラスやケア用品など、メガネに関連した製品の専門店のサイモンでは、さまざまなタイプのくもり止めを取り扱っています。雑貨のような感覚で、ちょっと使ってみたいと思えるデザインにこだわり、生活に彩りをプラスできるものづくりをしています。


フォグストップ缶G

約300回も繰り返し使用できる、クロスタイプのくもり止めです。シルバーの丸い缶にクロスを収納できるので持ち歩きしやすく、外出先やオフィスなどでも手軽に使用できます。レンズを拭くだけでくもり止めの成分をなじませられ、レンズに親和性被膜をつくってメガネを曇りにくくします。強力タイプなので効果が持続しやすく、何度もお手入れするのが面倒だと感じる人にも最適です。クロスを収納する缶はシンプルなデザインだけでなく、花柄やイラストなど、豊富なデザインがあるのでお気に入りのひとつを見つけられます。母の日や父の日向けのデザインなどもあるため、プレゼントにも最適です。



マスクによるメガネの曇りの解決方法は?くもり止めやマスクの付け方がポイント

まとめ

マスクによって温められた吐息は、メガネのレンズに当たって冷やされると水滴になるため、メガネが曇るという現象が起きてしまいます。メガネをかけてマスクを付けるときは、顔の形にフィットさせるよう対策したり、くもり止めを使ってレンズに対策を行ったりすることによって、悩みを解消できます。くもり止めなどの便利なメガネのケア用品を活用して、マスクが必要なときでも快適にメガネを使用しましょう。

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