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ものを見やすく!老眼鏡とルーペの違い

更新日:2月27日

近くのものや小さなものが見づらくなってきたら、見やすくするためのアイテムが必要になります。見やすくするアイテムというと、老眼鏡とルーペが思い浮かびますが、どちらを使えばいいか迷われる方も多いかもしれません。あまり違いがわからない老眼鏡とルーペですが、実は役割に違いがあり併用することも可能です。この記事では、老眼鏡とルーペにはどのような違いがあるのか、それぞれの使い方についてもご紹介します。 


近くのものが見えづらくなる老眼の症状

そもそも老眼とは、どのような現象なのでしょうか。年齢を重ねていくうちに目のピント調整力が弱くなり、近くのものが見えにくくなった状態のことを老眼といいます。老眼は目の老化現象といわれており、平均では45歳ごろから症状が現れる人が多いですが、早い人は30代後半から症状が現れる場合もあります。


目は、レンズの役割を果たしている水晶体と毛様体筋によって、見るものの距離に合わせてピントを調整しています。近くのものを見るときは毛様体筋が緊張して水晶体を厚くし、遠くのものを見るときは毛様体筋がゆるんで水晶体を薄くして、ピントを合わせています。しかし年齢を重ねると、水晶体の弾力がなくなって硬くなったり、毛様体筋が衰えて収縮力が弱くなるので、水晶体の厚みを変えるのが難しくなっていきます。このような目の状態によって、近くのものを見るときに水晶体を厚くさせることができず、近くのものにピントが合わせづらいという老眼の症状が現れるのです。


小さい文字が見えづらいと感じたり、スマートフォンや本を見るときについつい遠くに離して見てしまったり、遠くを見てから近くを見るとピントが合うのに時間がかかるといった症状が気になりはじめたら、老眼の初期症状がでているかもしれません。老眼の症状が現れているなら、弱くなった目のピント調整機能をサポートする老眼鏡などを使用する必要があります。少し見づらいだけと、老眼鏡を使用せずに無理をして見ていると、目が疲れやすくなったり、頭痛や肩こりなど身体の不調がでてしまったりする場合もあるため、注意が必要です。老眼をサポートするためのアイテムには、老眼鏡やルーペなどのアイテムがあります。どちらも見づらくなった近くのものや小さなものを見やすくするためのアイテムですが、それぞれの違いを知ることで、使用するシーンや目的などに合わせた活用ができます。



老眼鏡の役割

老眼鏡は、リーディンググラスとも呼ばれており、老化によって衰えた目のピント調整機能をサポートするためのメガネです。見づらくなっている近くのものにピントを合わせて、くっきり見えるようにします。目のレンズの役割を果たしている水晶体は、目に入ってくる光を屈折させることで、網膜に映像をだしています。水晶体の厚みを変えることで屈折する光の角度を変えられるのですが、老眼になると近くのものを見るときでも水晶体を厚くできず、遠いところを見るときと同じ屈折になるため、網膜よりも後ろでピントが合い、見える映像がぼやけてしまいます。


老眼鏡のレンズにも、水晶体と同じように光を屈折させるような働きがあります。そのため老眼鏡をかけることで、光を屈折させて網膜にピントが合うようにサポートし、ずれている映像を網膜の位置に動かしてピントを合わせることができるのです。視力に合わせた度数の老眼鏡を使用するなら、特定の距離にピントを合わせられるようサポートし、近くの距離のものを見ることができます。 


老眼鏡には、さまざまなレンズの種類があります。スタンダードな老眼鏡は、近用レンズと呼ばれている近い距離のピントを補正するための老眼鏡です。ひとつの焦点に合わせた老眼鏡で、読書をするときやスマートフォンを見るときなど、手元の距離がよく見えるように使用します。近用レンズは、遠くを見るときはピントが合わないため、かけ外しをしながら使う老眼鏡です。また、ひとつのレンズのなかにふたつ以上の距離に合わせた度数が入っている老眼鏡もあります。


遠くと近くを見られる遠近両用レンズは、ひとつのレンズで遠くから近くまで見える老眼鏡です。遠くの景色を見たり運転したりしながら、食事のメニューなど手元もしっかり見られるため、お出かけや通勤など日常生活全般で使用できます。さらに、中近両用レンズという、2〜3mの中間距離と手元を見られる老眼鏡もあります。手元から少し遠くのテレビ画面やパソコン画面まで見えるため、室内で家事やパソコン作業をするときなどに便利な老眼鏡です。 



ルーペの役割

ルーペはもともとドイツ語で、日本語では拡大鏡と訳されます。ルーペと聞くと手に持って使用する虫眼鏡の形を思い浮かべる人も多いかもしれません。近年では、メガネのように耳にかけて使うメガネ型ルーペやスタイリッシュなデザインの手持ちルーペなど、さまざまな製品があり、近くのものが見づらくなった老眼の症状をサポートとするアイテムとしても広く使用されています。


ルーペは、老眼鏡のようにピント調整をサポートする機能はなく、拡大鏡という言葉の通り、小さなものや細かいものを拡大して大きく見えるようにする機能があります。対象物を拡大できるレンズを使用していて、本来の大きさよりも大きく見えるようにすることで、一時的に見やすくするためのアイテムです。ピントのずれを補正することはできないため、ピントが合わない距離であれば、ルーペだけで拡大してもぼやけたままになってしまう場合もあります。


老眼鏡は、老眼の症状が現れてから必要になるアイテムですが、ルーペは年齢に関係なく使用でき、手芸や精密品を扱う作業など、小さいものや細かいものを見たり細かい作業を行ったりする際に活躍します。ルーペにはさまざまな倍率の製品があり、1.3倍や1.5倍など少し拡大できるようなものから2倍、3〜10倍以上まで、大きく拡大できる製品もあります。


一般的にルーペで使用されているのは、球面レンズと呼ばれている表面が球面でできているレンズです。広く普及している球面レンズのルーペですが、倍率が高いものやレンズが大きいものは、レンズの周辺がゆがんで見えるという特徴があります。そのため、特殊な加工を施した非球面レンズが開発され、多くの製品に採用されています。非球面レンズのルーペは、レンズ周辺部分のゆがみが補正されており、レンズの端もゆがみが少なくスッキリと見られます。


老眼鏡とルーペの使い方 

「見やすくなるならなんでもいいか…」と選んでしまうと、老眼鏡やルーペを購入したものの思ったように見えないということになりかねません。老眼鏡とルーペの違いやそれぞれの特徴を知っておくことで、視力の状態や目的に合った使い方ができます。老眼鏡とルーペの違いに合わせて、使うシーンによって使い分けることが可能です。


生活をするなかで、スマートフォンの文字が見づらい、遠くに離さないと新聞が読めないなどのお悩みがある場合は、ピント調整機能をサポートする老眼鏡を使用すると、快適な生活を送れます。近くのものは見えるものの、小さいものを見たり細かい作業をしたりするときに不便を感じる場合は、ルーペを使用しましょう。老眼鏡とルーペは、それぞれ使用するだけでなく併用も可能です。老眼の症状をサポートするために老眼鏡を使用して、はっきり見えていたとしても、細かいものなどが見づらい状況もあります。老眼鏡をかけながら、さらに拡大して見るためにルーペを使って見やすくするといった使い方もできます。


老眼鏡を選ぶ際は、視力に合わせた度数のものを使用することが大切です。老眼の初期症状がでているかもと思ったら、まずは眼科を受診して正確な度数を測りましょう。老眼鏡は、見たい距離に合わせて度数を選びます。本やスマートフォンなどの手元の距離とパソコン画面など少し離れた距離にあるものをよく見たい場合、使用する度数は異なるため、日常生活でよく見るものにピントが合うように選びましょう。度数が大きい老眼鏡をかければよく見えるというわけではありません。視力に合わない老眼鏡を使用していると目の負担や疲労がたまり、老眼が進んでしまう場合もあるため、視力に合った老眼鏡を使って目の健康を保ちましょう。




ライトが点灯して見やすいルーペ

約40年以上に渡ってメガネに関わる事業に携わっているサイモンは、リーディンググラスやサングラス、メガネ関連のケア用品を取り扱っています。くもり止めは、手に取ったときの気持ちよさを考えてデザインした製品で、生活をより快適に、ずっと使い続けられるものづくりを行っています。


オートタッチ・マックス

オートタッチ・マックスは、英国を代表する光学メーカーのコイル社製品で、手持ちタイプのルーペです。握るだけでライトが点灯し、手を離すとオートで消える仕様になっています。ライトにはLEDを採用しているので、明るさが強力で長く使用することも可能です。拡大できる倍率は、3倍、5倍、7倍、9倍、11倍と5つの種類から選べます。見たいものの大きさに合わせて選んでください。通常多くのルーペでは球面レンズを使用していますが、オートタッチ・マックスは非球体レンズを使用しています。そのためレンズの周辺部にでやすいゆがみを抑えられ、レンズの周辺部までスッキリ見られるルーペです。



まとめ

老眼鏡とルーペは、どちらも近くのものを見るときに使用できますが、違いがあります。老眼鏡は、老化によって弱くなった目のピント機能をサポートするためのメガネで、ルーペは、小さなものを拡大するためのアイテムです。老眼鏡でピントを合わせながら、ルーペを使って拡大してさらに見やすくするなど併用して使うこともできます。それぞれの特徴を知って、使う目的やシーン、解決したいお悩みなどに合わせて、使用するアイテムを選びましょう。






 

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