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リーディンググラスと遠近両用メガネの違いとは?

更新日:3月2日

近くが見づらくなってきたと感じたら、リーディンググラスが必要なサインかもしれません。老眼の症状をサポートするメガネには、リーディンググラスだけでなく、遠近両用メガネもあります。いろいろな種類があると何を選べばいいのか悩む人も多いのではないでしょうか。この記事では、リーディンググラスを選ぶときに知っておきたい遠近両用メガネとの違いや、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

リーディンググラスが必要になるのはなぜ?

リーディンググラスは、老眼の症状をサポートするために必要なアイテムです。老眼は、平均的に45歳くらいから自覚する人が多いといわれている目の老化現象で、「近くのものが見にくくなった」「小さな文字がぼやける」といった見づらさが、老眼のサインとなります。このような症状は、目の調整力が衰えることにより起こります。目は、手元にあるスマートフォンや本を見るとき、遠くの景色を見るときなど、見たいものの距離に合わせてピントを補正しています。

目のピントを合わせているのは、レンズの役割をしている水晶体とそれを支える筋肉の毛様体筋です。近いものを見るときは、毛様体筋が緊張して水晶体を膨らませてピントを合わせており、遠い距離のものを見るときは、毛様体筋が緩んで水晶体を薄くすることにより補正しています。遠くを見るときよりも近くを見るときの方が、毛様体筋の力が必要となります。そのため、毛様体筋が衰えたり水晶体が硬くなるといった年齢に応じた現象が起きて目のピント補正力が低下すると、近くのものが見づらくなるなどの症状が起きるのです。

このような老眼の症状によって低下した目のピント補正力をサポートするのが、リーディンググラスや遠近両用メガネです。老眼と聞くとネガティブなイメージがあり、リーディンググラスなどを使うことに抵抗を感じる人もいるようです。しかし、見づらいまま我慢していると、目に疲労が溜まって症状が進んでしまう場合もあります。老眼は、年齢を重ねれば誰にでも起きる現象なので、我慢せずにリーディンググラスを使いましょう。



リーディンググラスとレンズが違う遠近両用メガネ

老眼の症状をサポートするメガネとして一般的なものは、老眼鏡とも呼ばれるリーディンググラスですが、視力や使いたいシーンなどによって遠近両用メガネの方が使用しやすい場合もあります。それなら、リーディンググラスをどうやって選んだらいいかわからない…と悩む人も多いかもしれません。リーディンググラスは、使用しているレンズに特徴があります。遠近両用メガネとのレンズの違いを知っておくと、自分に合うものを選びやすくなるでしょう。

リーディンググラスは、単焦点レンズを使用しています。単焦点レンズは、1枚にひとつの度数が入っているレンズなので、ピントを合わせられる距離はひとつです。近視や遠視などの補正にも使用されていますが、近くが見づらくなる老眼の症状をサポートするリーディンググラスでは、近くの距離にピントが合うように度数を調整します。手元のスマートフォンや少し離れたパソコンなど、見たいものに合わせてリーディンググラスの度数を選びます。焦点を合わせた距離以外はピントが合わないため、リーディンググラスで遠くのものをくっきり見ることはできません。

ひとつの距離にピントが合うリーディンググラスと異なり、遠近両用メガネで使用しているのは、多焦点レンズです。1枚にふたつ以上の度数が入っているレンズなので、ピントを合わせられる距離が複数あります。多焦点レンズには、遠近両用メガネ以外に中近両用や近々両用などもありますが、遠近両用メガネは、近くと遠くにピントが合うよう調整されています。多焦点レンズのなかでも多く使用されているのが、度数の境目がなくゆるやかに度数が変化する累進多焦点レンズです。上部は遠くの距離にピントが合い、下部は近くの距離にピントが合うよう調整されています。遠くを見たいときは前を見て、近くを見たいときは目線を下に落とすといった見方の調整をしながら、1枚のレンズで別の距離にピントを合わせられます。

リーディンググラスと遠近両用メガネのメリット・デメリット

リーディンググラスと遠近両用メガネの違いを知ると、1枚のレンズで近くと遠くが見られる遠近両用メガネの方がよいのでは?と思うかもしれません。複数の距離にピントが合わせられることは遠近両用メガネの大きなメリットですが、リーディンググラスと遠近両用メガネのそれぞれにあるメリットとデメリットを知っておくことが大切です。

リーディンググラスは、1枚のレンズ全体が同じ度数になるため、視野が広いというメリットがあります。リーディンググラスをかければ、これまで見ていたのと同じように近い距離にピントを合わせられ、見方や使い方に慣れていく必要がありません。小さなレンズのなかで見方を調整する必要がないので、リーディンググラスをストレスなく使用でき、目にかかる負担も少なくなります。リーディンググラスを使用する際は、見たいものの距離に度数を合わせるため、見たい距離が複数ある場合は距離に合わせてそれぞれリーディンググラスが必要になります。リーディンググラスをかけっぱなしにしていると、遠くの距離のものはぼやけてしまうので、リーディンググラスはかけ外ししながら使います。複数の距離が見えないことやかけ外しが必要になることが、リーディンググラスのデメリットです。

遠近両用メガネは、遠くも近くも見られるため、かけ外ししないでいいという点がメリットです。しかし、レンズの下部だけ近い距離にピントが合う度数が入っているため、視野が狭くなるというデメリットがあります。また、なだらかに度数が変化する構造によって、レンズ左右の下側や度数が切り替わる部分に、歪みや揺れが出やすくなっています。視線を動かすときに視界がぶれたり、遠くを見るときに視線を下に向けると視界がぼやけるといったことが生じるため、使い方に慣れるまでは注意が必要です。遠近両用メガネを使用するときは、慣れるまで少し時間がかかります。距離に合わせた目線の使い方や見方のコツをつかむと、快適に使用できます。

リーディンググラスと遠近両用メガネの選び方

リーディンググラスと遠近両用メガネには、レンズの違いやメリットとデメリットの違いがあります。自分の視力や使いたいシーンに合わせて、自分に合っているものを選びましょう。

老眼の症状が出始めたばかりで、もともと視力に問題がなく裸眼で見えていた人であれば、リーディンググラスが候補にあがります。メガネで補正しなくても遠くの距離が見えるのであれば、遠近両用メガネを使用する必要はありません。見づらくなった近くの距離だけサポートできるリーディンググラスを使い、見る距離に合わせてかけ外ししながら使えば快適に過ごせます。またデスクワークや手芸をするとき、本をじっくり読むとき、パソコン作業など手元の作業を長時間行う場合には、リーディンググラスの方が合っています。遠近両用メガネは手元の距離の視野が狭いため、長時間集中して近い距離を見るときには向いていません。リーディンググラスの広い視野を使う方が目に負担がかからず集中して見ることができるため、行いたい作業の距離に合わせた度数のリーディンググラスを使いましょう。

視力が低下してきて遠くも見づらくなってきた人やもともと近視を補正するメガネをかけている人は、遠近両用メガネを視野に入れましょう。遠くを見るためのメガネとリーディンググラスのふたつが必要になる場合、遠近両用であれば持ち運んだりかけ変える手間がなくなります。またお出かけ先で、遠くと近くのどちらも見たい場合も、遠近両用が便利です。遠近両用メガネは、近くを長時間見るのには向いていませんが、景色を楽しみながら少しスマートフォンや時計を見るといった動作は問題なく行えます。使いたいシーンに合わせてリーディンググラスや遠近両用メガネを選び、老眼の症状をサポートしながら快適に過ごしましょう。



フレームレスでコンパクトなリーディンググラス

サイモンは、おしゃれなリーディンググラスやサングラス、メガネ関連アイテムを取り扱っています。メガネは、毎日使い続けるアイテムなので、わくわくするようなデザインや手に取ったときの気持ちよさを大切にしています。日常に彩りをプラスし、より快適に心地よく使えるような、ものづくりを追求しています。

コンパクトグラス2

スタイリッシュでコンパクトな折り畳み式のリーディンググラスです。テンプルとレンズが重ならない仕様になっているため、折りたたんでも厚さがわずか8mm、重さも13gと超軽量。Yシャツのポケットやバックのポケットにすっぽり収まり、持ち運びしやすく外出先でも便利に使えます。パーツはすべて樹脂製で、ネジを使わないシンプルな設計がスタイリッシュです。フレームレスのユニセックスなデザインなので、男女問わず似合いやすく、どのようなファッションにも合わせられます。テンプルのカラーは14色展開で、カラーレンズも3種類あり、おしゃれを楽しみながら使えます。


まとめ

リーディンググラスと遠近両用メガネは、どちらも老眼の症状をサポートしますが、レンズの種類に違いがあります。リーディンググラスは近くのひとつの焦点にピントが合う単焦点レンズで、遠近両用メガネは近くと遠くのふたつの度数が入っている多焦点レンズです。本を読んだりパソコン作業をするならリーディンググラス、お出かけのときに使うなら遠近両用メガネなど、使いたいシーンや視力に合わせて選びましょう。


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