読書の秋に気づくかも? 老眼の初期症状とセルフチェック方法
- サイモン編集部
- 9月11日
- 読了時間: 8分
ふと秋の風を感じると、夏の疲れをいやしながら、家でゆっくりと読書の秋を満喫したいと思いませんか?秋の味覚を楽しみながらコーヒーを片手に過ごす読書時間は、秋の夜長にぴったり。一方で、読書で小さい文字を見てて、見づらさや目の疲れを感じると、もしかしたら老眼?と思うかもしれません。この記事では、読書の秋に気づきやすい老眼の初期症状はいつからはじまるのか、老眼のチェック方法や対策方法についてもご紹介します。
読書の秋に気になる老眼の症状
夏の厳しい暑さが過ぎ、気温が下がって過ごしやすくなってくる秋の気候は、さまざまな活動に励むのに適しているため、芸術の秋やスポーツの秋、読書の秋などと呼ばれています。とくに、日が落ちるのが早くなり夜の時間が長くなる、秋の夜長にゆっくり読書したくなるという人も多いのではないでしょうか。自宅でゆっくりと読書を楽しむ自分時間は、至福のひとときです。
そんな充実した時間を楽しめる秋ですが、読書をしていると、「以前よりも文字が小さく感じる…」「見づらい気がして読書に集中できない」などちょっとした目の違和感に気づくことがあるかもしれません。もしかすると、そのような症状は老眼がはじまっているサインかもしれません。老眼は、目のピント調整機能が低下することで、近い距離のものにピントが合いづらくなる症状です。とくに読書では、小さい文字や細かい文字を見る必要があるため、老眼に気づきやすくなります。
小さい文字や細かい文字が見づらくなる症状だけではありません。老眼になると、読書中すぐに目が疲れたり、本を少し遠くに離さないとピントが合わないといった症状が出てくる場合があります。照明が少し暗いと読書するのがつらいなど、これまでは問題なくできていた読書習慣に変化を感じたら、老眼の状態をチェックするよい機会かもしれません。老眼がはじまっていても、ピント調整をサポートするリーディンググラスを使用するなどの対策をすれば、これまでと変わらず読書を楽しむことができます。

老眼はいつからはじまるもの?
老眼は、加齢にともなう自然な変化で、年齢を重ねると誰もが経験する目の老化現象です。近視や遠視などもともとの視力に関係なく、すべての人が老眼になる可能性があります。老眼の初期症状がいつからはじまるか、また老眼が進行するスピードには個人差がありますが、一般的には40代半ばに老眼がはじまる人が多いといわれています。早い場合は、30代後半から老眼の初期症状を感じはじめる人もいるようです。初期症状があらわれてから老眼は少しずつ進行し、一般的には70歳頃まで進行が続くといわれています。
通常、ものを見るとき私たちの目は、カメラのレンズに似た水晶体という器官を使ってピントの調整をしています。水晶体で光を屈折させることで、フィルムのような役割をしている網膜上に焦点を合わせているのです。近い距離のものを見る場合、遠くのものをみるときと同じ屈折力だと、焦点が網膜より遠くなるためぼやけてしまいます。そのため、水晶体を厚くして光を強く屈折させることで、網膜に焦点を合わせるしくみになっています。この水晶体の厚みを調節しているのが、毛様体筋という筋肉です。しかし年齢を重ねていくと、老化現象によって水晶体の柔軟性がなくなって硬くなり、近くにピントを合わせる際に厚くするはたらきがスムーズに行えなくなります。水晶体の厚みを変える毛様体筋も、加齢とともに筋力がおとろえるため、十分に調節ができなくなってしまいます。このような変化によって、近い距離のものにピントを合わせる調整力が低下し、老眼の症状があらわれるようになるのです。
これって老眼?簡単にチェックする方法
老眼がいつからはじまるかには個人差があるため、もしかして老眼かもしれないと気になったら、簡単にできるセルフチェックで確認してみましょう。老眼はゆっくりと進行するので、初期の老眼では自覚症状がはっきりしないことがあります。見えにくいけどこれくらい大丈夫だとそのままにしてしまうと、目に疲労がたまり老眼の悪化につながってしまうかもしれません。老眼がはじまっているとわかれば適切に対策することができるため、セルフチェックは大切です。
老眼のセルフチェックでポイントとなるのが、近点距離という指標です。近点距離とは、自然な状態でピントが合う、目から一番近い距離のことを指しています。近点距離がどれくらいの長さか測ると、老眼がはじまっているか、またどれくらい老眼が進行しているかをチェックする目安となります。近点距離を測るときは、まず普段使用しているスマートフォンや本などを用意してください。距離を測るための、ものさしやメジャーも準備しましょう。そして、スマートフォンや本を目の高さに固定し、1mほど離れて立ちます。スマートフォンや本の文字にピントを合わせながらゆっくりと近づいていき、これ以上近づくと文字がぼやけてしまうポイントとなる距離を見つけます。そこがピントの合う一番近い距離である、近点距離となります。ものさしやメジャーを使って、距離を測ってみましょう。
近点距離が30cm以上ある場合、老眼がはじまっている可能性が高いとされています。30cm以上という距離は、小さな文字を見るときに少し腕を伸ばす程度の、少し離さないと見えない状態に近い距離です。このような老眼のセルフチェックは、老眼がはじまっているか確認する目安になりますが、正確な測定とはなりません。セルフチェックで老眼がはじまっているかもと思ったら、眼科を受診して正確な視力を測定しましょう。
リーディンググラスを使って読書の秋も快適に
老眼の初期症状がはじまっていても、見づらいまま我慢して読書したりスマートフォンを見ていると、ストレスを感じるだけでなく目にも大きな負担がかかります。このような状況が続くと、眼精疲労につながって老眼の進行を早めたり、頭痛や肩こりなど体の不調を引き起こす原因にもなりかねません。そのため老眼の症状が出はじめたら、視力に合うリーディンググラスを使って、目の調整機能をサポートしましょう。リーディンググラスを使用すれば、近い距離にピントを合わせやすくなり、老眼の症状があっても読書を快適に楽しめます。
老眼の症状に最適なリーディンググラスを選ぶために大切なのが、レンズの度数です。リーディンググラスは、度数が大きければ大きいほど見やすいというわけではありません。見たいものの距離に合わせて、適切な度数を選ぶことが大切です。一般的に、パソコン作業をするときは目からの距離が50cm、読書するときの距離は40cm程度といわれています。また、スマートフォンを見る場合は30cm、ネイルなど細かい作業をする際は25cmと、見たいものによって目からの距離が異なります。たとえば近点距離が30cmの人の場合、読書するときに使用するなら+1.0程度の度数を選びますが、細かい手元作業に使用するならさらに強い度数を選ぶ必要があります。
フレームやカラーなど、自分の好みに合わせたデザインを選ぶと、リーディンググラスを使いたくなってさらに読書時間が楽しいものになるでしょう。とくに、老眼がはじまったばかりの頃は、リーディンググラスを使用すること自体に抵抗があるかもしれません。老眼鏡というと、高齢の人が使うものというイメージが根強くありますが、カラーやデザインが豊富なので、ファッション感覚でおしゃれを楽しめます。リーディンググラスは、かけ外ししながら使うアイテムなので、思い切って鮮やかなカラーや個性的なデザインを選ぶのもよいでしょう。お気に入りのリーディンググラスを見つけて、読書の秋を快適に楽しんでください。

個性的なデザインやカラーから選べるリーディンググラス
サイモンは、リーディンググラスやサングラス、メガネのケア用品などの関連アイテムを取り扱っています。思わず手に取りたくなるようなおしゃれなデザインやカラーで、わくわくをプラスするアイテムばかりです。生活を快適・便利にして、ひとつのものを長く使い続けてもらえるものづくりを追求しています。
フレームス
大胆かつ繊細なデザインのフレームと、豊富なカラー展開が特徴のリーディンググラスです。老眼の症状は、不便さやストレスを感じるときも多いかもしれません。そのような症状をカバーする機能性だけでなく、使うのが楽しくなるようなデザイン性もあるため、アクセサリー感覚でおしゃれを楽しみながら使えます。ARTやFRESHは、調和のとれたクラシックタイプのフレームデザインです。遊び心のあるポップで個性的なデザインには、ラウンドタイプのDOCや多角形のEDGYなどがあります。また、太フレームでエッジの効いたURBANなど、幅広いデザインがラインナップされています。カラー展開は、マスタードやグレーなどのマットなくすみカラー、レッドやイエロー、ピンクなど個性なビビッドなカラーがあります。ブラックやブラウンなどの定番カラー、淡いグリーンやホワイトなどポップなカラーも豊富です。フレームデザインと洗練されたカラーのなかから、お気に入りの1本を見つけて、楽しみながらリーディンググラスを使ってくださいね。
まとめ
読書をしていて、文字がぼやけたり遠くに離さないとピントが合わないなどの違和感を感じたら、老眼のサインかもしれません。老眼は、加齢によって誰にでも起きる老化現象で、平均でも40代半ばに老眼の初期症状が出る人が多いといわれています。セルフチェックでピントが合う距離が遠くなっているとわかったら、眼科を受診して視力を測定しましょう。老眼の度数にあったリーディンググラスを使って、ストレスなく読書や日常生活を楽しみましょう!






