top of page
simon logo 2022.png

老眼鏡の度数は変わる?老眼の進行に合わせた選び方のコツ

  • サイモン編集部
  • 9月25日
  • 読了時間: 8分

老眼鏡は、近くのものが見づらくなる老眼の症状をサポートしてくれる、便利なアイテムです。とはいえ、少し前までクリアに見えていた老眼鏡でも、使い続けるうちに以前よりも見にくくなっていると感じることはないでしょうか?老眼の症状は、年齢とともに進行していくため、進行に合わせて老眼鏡の度数も変える必要があります。この記事では、視力に合わせて快適に老眼鏡を使用するための、適切な度数の選び方をご紹介します。


老眼鏡の度数は変わる?

老眼の初期症状は、早い人で30代後半から出始め、平均でも45歳くらいからはじまる人が多いといわれています。老眼は目の老化現象で、からだの老化が進むにつれて目も変化しいくため、老眼がはじまると年齢を重ねるにつれて進行していきます。そもそも老眼とは、目のピント調整がうまくできなくなる現象です。目は、レンズの役割をしている水晶体の厚みを変えることで、見るものの距離に合わせてピント調整をしています。近くを見るときは水晶体を厚くし、遠くを見るときは薄くします。この水晶体は、加齢とともにコラーゲンが減るなどの原因によって、硬くなって弾力を失っていきます。


また、水晶体の厚みを変えるために大切な筋肉が、毛様体筋です。近くを見るときは、毛様体が収縮することにより水晶体を厚くしています。年齢を重ねると、毛様体筋も衰えていくため、収縮する力が弱くなります。このような水晶体や毛様体筋の衰えによって、近くの距離にピントを合わせづらくなる、老眼の症状があらわれるようになるのです。小さい文字が見づらくなったり、薄暗い場所でものが見えにくい、遠くから近くを見るとピントが合うまで時間がかかるといった初期症状が出始めます。


老眼鏡は、このような目のピント調整機能の衰えをサポートするためのメガネです。年齢を重ねると目の老化が進み、老眼の症状も進行していくため、老眼の進行に合わせて老眼鏡の度数も変えていく必要があります。度数の変化には個人差がありますが、一般的には2年から3年程度で変化するケースが多いとされています。視力に合わせた老眼鏡の度数の選び方は、目の健康を保ち快適な日常生活を送るために大切です。定期的に症状を確認し、必要に合わせて度数の調整を行いましょう。


ree

視力に合わせた老眼鏡の度数の選び方

老眼鏡の度数は、どれくらい視力を矯正したらものが正常に見えるかを表しています。一般的に、1.0程度の視力が適正とされているため、それ以上見えるように矯正する必要はありません。老眼鏡の度数が大きければ大きいほど、よく見えるようになるわけではないのです。必要以上に矯正しすぎてしまうと、目が疲れてしまう原因にもなるため、視力にちょうど合う老眼鏡を選ぶ必要があります。度数は、遠くのものが見づらくなる近視のレンズはマイナス表記で、近くのものが見づらくなる遠視のレンズや老眼鏡などは、プラスで表記されます。数値が大きくなればなるほどレンズの度数が強くなり、老眼鏡の度数の場合「+1.0」「+1.5」「+2.0」「+2.5」「+3.0」と、0.5ずつ大きくなっていきます。


老眼の進行度合いをはかる目安のひとつとなるのが、近点距離の長さです。近点距離とは、もっとも近くでピントを合わせてものを見られる距離のことを指しています。指の腹を顔の前に置いて少しずつ遠くに離していくと、くっきりと指紋が見えるポイントがあり、目からそのポイントまでの長さが近点距離となります。近点距離が30cm以上になると、老眼の初期症状がはじまっているサインといわれています。今までよりもなんとなく手元が見づらいなどの初期症状が出始め、もしかして老眼かも?と思ったときは、「+1.0」の老眼鏡から始めてみてください。「+1.0」の老眼鏡は、おおよそ40歳から45歳を目安に、近点距離が40cmから50cmになったときに見やすい度数です。


老眼が少しずつ進行するにつれて、より強い度数の老眼鏡が必要になります。スマートフォンの文字が見づらく、拡大しないと読みづらいと感じたり、本の文字がぼやけるようになったら、「+1.5」の老眼鏡を試してみるとよいでしょう。「+1.5」の老眼鏡は、45歳から50歳くらいを目安に、見やすい距離が50cmから60cmになった人に適しています。さらに、腕をのばして離さないと手元のものがはっきり見えなくなってきたら、「+2.0」の老眼鏡がよいかもしれません。「+2.0」の老眼鏡は、おおよそ50歳から55歳を目安に、近点距離が60cmから70cmの人が使用すると、見えやすい度数です。そして、55歳から60歳くらいを目安に、近点距離が70cm以上になって、かなり近くのものが見づらいと感じたら「+2.5」が見やすい老眼鏡の度数となります。

ree

使い方に合わせた老眼鏡のレンズの選び方

老眼鏡は、度数だけでなく使い方に合わせてレンズの種類も選べます。基本的に、老眼鏡には単焦点レンズというレンズが使用されています。単焦点レンズは、ひとつのレンズのなかにひとつの度数が入っているもので、特定の距離に焦点を合わせています。手元のスマートフォンを見る距離で度数を選んだ場合、その距離でははっきり見えますが、それだけでどこでも快適に見られるわけではありません。近くにピントが合うように調整されているため、遠くの景色はぼやけて見えます。単焦点レンズの老眼鏡は、裸眼で遠くにピントが合う場合や特定の作業でのみ使用したい人に適しています。本を読む距離やパソコン作業をする距離など、見たいものの距離に合わせて度数を選び、基本的にかけ外しして使用します。


しかし、パソコンの距離もぼやけるため、手元とパソコンそれぞれにピントが合う老眼鏡が欲しいという場合もあるでしょう。また、もともと視力が悪いため遠くも見づらい場合などは、単焦点レンズで不便を感じるかもしれません。そのような場合には、多焦点レンズを使用できます。多焦点レンズは、ひとつのレンズに複数の度数が入っているもので、度数がグラデーションで変化する累進多焦点レンズが主流です。多焦点レンズは、レンズの上部で遠くを見て下部で手元を見るなど、視線を動かしてさまざまな距離にピントを合わせられます。そのため、かけっぱなしで使用できるというメリットがあります。遠くと近くにピントを合わせられる遠近両用やパソコンと手元の距離に合わせた近々両用などの種類あるため、使い方に合わせて選んでください。


老眼鏡のデザインやカラーでおしゃれを楽しむ

老眼鏡は、かけ外ししながら使用するのを面倒と感じたり、高齢者が使うものといったネガティブなイメージを持っている人などもいるかもしれません。以前はスタンダードなデザインしかなかった老眼鏡も、さまざまデザインやカラーのアイテムが増えています。老眼鏡はネガティブなものではなく、おしゃれを楽しみながら使用できるアイテムになっています。かけ外ししながら使用することが多い老眼鏡だからこそ、思い切って明るいカラーを選んだり、個性的なデザインにも挑戦できるという一面もあります。たとえば、大人の魅力を引き立てるウェリントン型の老眼鏡をかければ、洗練された印象を演出できます。また個性的な多角形のフレームの老眼鏡なら、ファッションにトレンド感や遊び心をプラスします。


老眼鏡のフレームカラーも、コーディネートのアクセントになります。高級感のあるべっ甲柄やエレガントなシルバーの老眼鏡を選べば、上品でクラシカルな印象を与えます。クリアフレームで爽やかさをプラスしたり、ブラックやビビッドなカラーで老眼鏡をポイントにするのもよいでしょう。このように老眼鏡のデザインやカラーにこだわって選ぶと、おしゃれを楽しみながらポジティブに使えます。老眼鏡を使用しないで、見づらいまま無理をしていたり合わない度数を使用し続けていると、目に負担がかかります。目に疲労がたまって老眼が進行する原因にもなりかねません。また、頭痛や肩こりなど、からだの不調にもつながる場合があるため、視力に合わせてお気に入りの老眼鏡を使用し、目の健康を保ちましょう。


ree

豊富なカラー展開から選べるおしゃれな老眼鏡

サイモンは、老眼鏡やサングラス、メガネのケア用品などの関連アイテムを取り扱っています。機能性だけでなく、おしゃれなデザインやカラーにこだわり、生活に彩りを加えてわくわくするようなアイテムを取り揃えています。手放せないお気に入りとして、ひとつのアイテムを長く使ってもらえるものづくりを追求しています。


コンパクトグラス2

フレームレスデザインとクリアなカラーにより、スタイリッシュとポップが共存する、ほかにない遊び心のある老眼鏡です。イタリアのナンニーニ社が日本人のためにデザインした老眼鏡で、ファッションアイテムとしても頼りになる洗練されたデザインになっています。テンプルを回転させてから折り畳める構造になっており、折り畳むと厚さわずか8mmと、超薄型で軽量のコンパクトな老眼鏡です。レンズの度数は、+1.0から+3.5まで6種類あり、視力に合った度数を選べます。テンプルまで透明のクリアを含めて13色展開のカラーに加えて、3種類のカラーランズもあり、豊富なカラーが魅力です。明るいピンクやイエロー、シックなグレーやブラウンなど、お気に入りの1本を見つけてください。


ree

まとめ

目の水晶体や毛様体筋の老化によって起きる老眼は、年齢を重ねていくうちに症状が進行します。老眼がはじまる40歳から45歳であれば「+1.0」の度数が適切ですが、進行に合わせた度数の選び方をする必要があります。近くでピントが合う距離が前よりも遠くなっていると感じたら、老眼鏡の度数を変えましょう。視力や使い方に合わせた選び方で目の負担を減らして、日常生活を快適にすごしてくださいね!


ree

 
 
bottom of page