目の日焼けに注意!紫外線ダメージから目を守る対策とアフターケア
- サイモン編集部
- 7月10日
- 読了時間: 8分
更新日:9月25日
気候の良い季節には、太陽の日差しのもとでアウトドアやスポーツ、海水浴などのレジャーを思いっきり楽しむ人も多いでしょう。しかし楽しい時間のあとに、ゴロゴロしたり痛くなるなどの目の症状が出てしまうことがあります。これは、紫外線によってダメージを受けてしまう、目の日焼けによる症状です。この記事では、目の日焼けによってどのような影響があるのか、また日焼けを防ぐ対策方法やアフターケアについてご紹介します。
目も日焼けする?
太陽の強い日差しを浴びることで、目も“日焼け”のようなダメージを受けることがあります。日光を浴びると黒くなる肌のように、実際に目が焼けて色が黒くなるわけではありませんが、肌が炎症を起こすように、目も紫外線を吸収してダメージを受けます。紫外線を1番吸収するのは、眼球の外側にある角膜とその下にある水晶体です。
目に入る紫外線の99%から98%が角膜と水晶体で吸収されますが、残りのわずかな量は網膜まで到達する場合もあります。目の日焼けによる影響を受けやすいのは、多くの紫外線を吸収する角膜です。紫外線を浴びると、活性酸素が増えて細胞を酸化させるため、角膜や水晶体にダメージを与えて、炎症などの症状を引き起こします。
目の日焼けには個人差があり、黒目の色によって受けるダメージが異なるといわれています。目の色素が薄い人は、黒目が濃い人よりも紫外線を通しやすいため、症状が出やすくなります。また、涙の量によっても日焼けで受けるダメージが異なります。涙には角膜を保護する役割があり、適切な量の涙で角膜が覆われていると、紫外線の影響からも守られます。そのため、涙の量が不足するドライアイの症状が出ていると、より日焼けの影響を受けやすくなります。
目の日焼けによるダメージ
目の日焼けによって引き起こされるダメージには、急性の症状と慢性の症状があります。急性のものは、比較的短い間に強い日差しを浴び続けると起きる症状です。スキーや海水浴などのレジャーで直射日光や反射光を浴びたあとに発症する場合が多くあります。たとえば、目が充血してしまう結膜充血は、日焼けによる急性疾患のひとつです。また角膜が炎症して痛みや異物感が出たり、涙が止まらなくなる角膜炎も、目の日焼けによって引き起こされています。このような急性疾患は、たいていの場合数日で自然に治癒することが多いです。
目の日焼けによる慢性疾患は、長い期間にわたって紫外線が蓄積することによる症状です。白目の一部が黄色っぽくなって盛り上がった状態になる瞼裂斑や水晶体が濁って光が通りづらくなる白内障などがあります。このような慢性疾患は、視力の低下や失明につながる場合もあるため、注意が必要です。また目の日焼けは、肌の日焼けにも影響を与えます。目から入る光、紫外線を浴びていると脳が判断するため、メラニンを生成するよう指示を出してしまうのです。そのため肌が黒くなったりシミやそばかすができるなど、肌の日焼けも起きてしまいます。

目の日焼けを防ぐための紫外線対策
紫外線が目にダメージを与えるとわかっていても、日常生活やレジャーなど、紫外線を浴びる機会は多くあります。肌を守るために対策するのと同じようにしっかり対策すれば、紫外線ダメージから目を守れます。
UVカットサングラス
目に入る紫外線を物理的にカットするために役立つのが、UVカットサングラスです。サングラスで目を直接覆えるため、紫外線を遮断することができます。目の日焼け対策にサングラスを選ぶ際は、レンズのUVカット機能を確かめてください。サングラスあればどれでもUVカットできるわけではありません。レンズのUVカット機能を確認するための数値が、紫外線透過率と紫外線カット率です。紫外線透過率は、レンズが紫外線を通す割合を表しているため、1.0%以下の数値が理想的です。反対に紫外線カット率は、レンズが紫外線を遮断する割合を表しています。紫外線カット率99%以上のレンズを選びましょう。
さらにUV400という数値は、400ナノメートルまでの波長の紫外線をカットできるレンズの性能を表しています。紫外線のなかで最も長い波長であるUVAは、380~400ナノメートルといわれているため、UV400のレンズであれば、UVAまでほぼ100%カットできる機能を期待できます。レンズのカラーも、サングラスを選ぶ際に注意したいポイントです。濃いレンズカラーはまぶしさを軽減できますが、カラーが濃ければ紫外線を防げるわけではありません。淡いカラーやクリアレンズのUVカットサングラスもあります。レンズカラーが濃すぎると、見づらいために瞳孔が開き、水晶体まで紫外線が届いてしまう可能性もあるので、注意が必要です。カラーの濃さよりもレンズの機能を確認して選びましょう。また顔にフィットする形状や大きいレンズのサングラスであれば、防げる紫外線量がより多くなります。

日傘や帽子
UVカットサングラスは、目の日焼け対策に欠かせないアイテムですが、レンズのすき間から入る紫外線を防ぎきれません。そのため、日傘や帽子などを併用して、UVカットサングラスだけでは防ぎきれない紫外線も遮断しましょう。紫外線対策用に帽子をかぶる際は、つばが広い帽子を選んだり紫外線反射材を織り込んだUVカット機能付きの帽子を選ぶと、より効果を高められます。また日傘も、遮光率やUVカット率が99%以上のものを選んだり、遮光性の高い黒やネイビーなどの色を選んで、しっかりと紫外線から目を守ってください。日傘や帽子を併用すれば、目だけでなく肌のダメージも防げます。

目にやさしい栄養素を摂る
紫外線が入らないように外側から守る日焼け対策だけでなく、目に良い栄養素を摂ることも、内側からできる日焼け対策です。栄養素によって目の健康を保つなら、紫外線のダメージから守れます。紫外線ダメージを防ぐために効果的な栄養素のひとつは、ルテインです。ルテインは、ほうれん草やブロッコリー、にんじんなどの緑黄色野菜に多く含まれる栄養素で、紫外線ダメージの原因となる活性酸素を除去する作用があります。水晶体や網膜を守り、疲れ目などの予防にも効果的です。
またビタミンは、紫外線によって破壊されてしまうため、食事からバランスよく摂るようにしましょう。たとえば、にんじんやレバー、卵黄などに多く含まれるビタミンAは角膜の保護や修復に役立ちます。またレモンやキウイ、パプリカなどに多く含まれるビタミンCやナッツやタマゴ、大豆などに多く含まれるビタミンEは、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。こうした栄養素をバランスよく摂ることで、目の日焼け予防につながります。

日焼けしてしまったときのアフターケア
対策はしたものの強い紫外線を浴びてしまうなど、目が日焼けしてしまった場合は、アフターケアでダメージをやわらげましょう。まずは、安静にしてゆっくり目を休ませることが大切です。コンタクトレンズを使用している場合は、外してください。目を閉じたり睡眠をとるなどして時間をおくと、少しずつ日焼けによる症状が引いていきます。急性の症状であれば、通常は24時間から48時間ほどで落ち着いてくるとされています。濡らしたタオルや保冷材などを使って目元を冷やし、炎症をやわらげるアフターケアもよいでしょう。
目薬を使用してよる炎症をおさえる方法も、簡単にできる日焼けのアフターケアです。刺激が少ないタイプを選ぶと、炎症がおきた目でも痛みを感じにくいでしょう。目薬の効能や成分をよく見て、症状に合った目薬を使用してください。ビタミンB2やコンドロイチンは、ダメージを受けた角膜を補修する成分です。また、グリチルリチン酸ニカリウムやアラントインは、炎症をおさえる成分となります。アフターケアをしても、なかなか痛みが引かない場合や症状が悪化している場合などは、眼科を受診して適切な診察を受けるようにしましょう。

超薄型で持ち運びしやすい折り畳み式サングラス
サイモンでは、デザインと機能性に優れたサングラスやリーディンググラス、メガネのケア用品などを取り扱っています。日常的に使うアイテムなので、手に取ったときの気持ちよさやわくわくするものづくりを大切にしています。生活に彩りを加える、おしゃれでスタイリッシュなデザインのアイテムを取り揃えています。
ソレミオ2
ソレミオ2は、イタリアのナンニーニ社が手掛ける洗練されたデザインのサングラスで、コンパクトに折り畳んで持ち運べます。テンプルを回転させてレンズの上下に収納するという、世界特許の折り畳み方式を採用しており、約8mmの薄さでわずか10gの、超薄型・軽量サングラスです。専用ケースに入れても薄さ10mmのため、カバンやポケットに入れても場所を取りません。必要なときにサッとかけられるので、簡単に日焼け対策ができます。また、紫外線のカット率は99.9%なので、しっかりと紫外線をカットします。顔になじみやすいフレームレスで、クリアなテンプルがスタイリッシュな雰囲気を醸し出します。カラーは7色展開なので、グレー系、ブラウン系、グリーン系のカラーからファッションやなりたい雰囲気に合わせて、お気に入りの1本を見つけてください。
まとめ
目が日焼けすると、紫外線によってダメージを受け、炎症などの症状が出てしまう場合があります。急性の症状だけでなく慢性的な疾患につながる場合もあるため、しっかりと対策をしましょう。外出するときは、UVカットサングラスをかけたり日傘や帽子などを併用して、目から入る紫外線をカットすることが大切です。紫外線によって目が受ける影響を正しく理解して、太陽のもとでも目を守りながらレジャーやスポーツを楽しみましょう!




