夏の紫外線に負けない!日常やレジャーにおすすめのサングラスとは?
- サイモン編集部
- 7月24日
- 読了時間: 8分
夏の強い日差しを感じるようになると、「そろそろサングラスをかけようかな」と思う人も多いのではないでしょうか。近年、目から入る紫外線の影響について広く知られるようになってきたこともあり、レジャーだけでなく日常でもサングラスを使う人が増えています。とくに紫外線量が多くなる夏は、サングラスによる紫外線対策が必須です。この記事では、紫外線から目を守るためのサングラスの選び方と、機能や使うシーンなどに合わせた選び方をご紹介します。
そもそも紫外線ってどんなもの?
太陽から届く光には、可視光線や紫外線、赤外線といった種類があります。可視光線は目に見える光ですが、紫外線は可視光線よりも波長が短く、目には見えません。また、紫外線は波長の長さによって3種類に分けられており、波長が短い順にUV-C、UV-B、UV-Aと呼ばれています。波長が短いほど光のエネルギーが強くなりますが、もっとも波長が短いUV-Cはオゾン層で吸収されるため地上には届きません。一方、波長が280nm~315nmのUV-Bは、エネルギーが強く人体への影響が大きいといわれており、一部が地上に届きます。シミやそばかすの原因になったり、目の表面に炎症を引き起こすこともある光です。
1番波長が長いのは、315nm~400nmのUV-Aです。比較的エネルギーが弱いものの、皮膚の奥まで到達してしわやたるみなどの原因や、白内障など目の病気のリスクを高める可能性があるといわれています。紫外線は、ビタミンDの生成を促すなど、健康を保つためにある程度必要な光です。しかし目から入る紫外線は、目の炎症や肌の日焼けなどの原因にもなるため、浴びる量に注意しなければなりません。とくに夏は紫外線量が多くなる季節なので、サングラスで紫外線をカットし、目を守るようにしましょう。

サングラスは数値がポイント
夏の強い日差しから目を守るためのサングラスの選び方は、さまざまな数値を確認することが重要です。夏のサングラスの選び方として、まずUVカット率をチェックします。UVカット率は、サングラスが紫外線をどれくらいカットできるのかをあらわした数値です。UVカット率100%であればまったく紫外線を通さず、0%はすべて通すことになります。夏の強い紫外線を防ぐためには、UVカット率99%以上のサングラスを選びましょう。
同じく紫外線をカットする効果をあらわす数値に、UV透過率もあります。UV透過率はUVカット率の反対で、紫外線をどれくらい通すかをあらわした数値です。UV透過率100%は紫外線をすべて通し、0%はまったく通さないという意味になります。UV透過率は1%以下のサングラスを選んでください。ほかにも、カットできる紫外線の波長をあらわす数値が記載されている商品もあります。UV400と記載があれば400nmまでの紫外線をカットするという意味になるため、波長の長いUVAまでカットできるサングラスということになります。
夏のサングラスの選び方で、もうひとつチェックして欲しいのが、可視光線透過率です。可視光線透過率は、目に見える光をどれくらい通すかをあらわした数値です。レンズの濃度を指すので、まぶしさや見た目の印象に関わります。可視光線透過率100%であれば、光をまったくカットしないクリアなサングラスということになります。可視光線透過率が低いほど光が入らないため、まぶしさをやわらげ、レンズカラーが濃いサングラスになります。
とはいえ注意したいのが、カラーが濃ければUVカットできるわけではないという点です。レンズカラーが濃くUVカット機能がないサングラスをかけると、瞳孔が開きかえって多くの紫外線を取り入れてしまう場合もあります。可視光線透過率15%から30%のレンズは、まぶしさを軽減し、夏の日差しのもとでのレジャーやスポーツで使いやすいサングラスです。また、可視光線透過率30%から50%のレンズは日常使いしやすい濃さのサングラスで、相手に表情を伝えられるのが特徴です。

紫外線から目を守る!夏のサングラスの選び方
しっかりと紫外線をカットできるサングラスの選び方がわかっても、デザインや種類が多すぎてどれが自分に合うかわからないという人も多いかもしれません。普段使っているメガネやシーンに合った選び方をして、ぴったりの1本を見つけましょう。
メガネに合わせた選び方
普段メガネをかけている人にとって、便利なサングラスの選び方があります。度付きのメガネを使用している場合、サングラスを使う際も度付きにする必要が生じます。しかし、度付きのサングラスは価格が高いうえに使用頻度が限られており、メガネをかけ直す手間が生じるため、使用を避けてしまいがちです。そんなお悩みを解決する選び方として、メガネをかけたままつかえるオーバーグラスやクリップオンサングラスがあります。
オーバーグラスは、メガネの上にかぶせて装着できるサングラスです。メガネより少しサイズが大きく、全体を覆うような形状になっています。クリップオンサングラスは、レンズ部分のみをメガネのフロントに装着するタイプです。クリップ式やマグネット式、フック式など、さまざまな装着方法があります。どのタイプも簡単に着脱でき、度入りのメガネにサングラスの機能を追加できる便利なアイテムです。
シーンに合わせた選び方
日常使いやレジャーなど、使うシーンに合わせた選び方もできます。運転するときや買い物に行くときだけなど、日常で使う際は、持ち運びを重視した選び方をしましょう。折り畳み式やスリムなケースに収納できるサングラスであれば持ち運びしやすく、カバンから取り出して使いたいときにサッとつけられるので便利です。また日常で使う場合、レンズカラーが濃いと表情が見えにくかったり屋内で暗く感じたりすることがあります。そのため、薄いレンズカラーを選ぶと、普段使いしやすくどのようなファッションにも合わせやすいでしょう。紫外線から目を守りつつ、おしゃれを楽しみたい人に最適な選び方です。
山登りやキャンプなどのレジャーシーンでは、紫外線量が多い屋外で長時間過ごすため、UVカット機能の高さを重視した選び方が求められます。カラーが濃すぎると、視界を確保できないこともあるため、まぶしさをおさえられる程度の濃さが最適です。また、体を動かすレジャーでは、軽さや顔へのフィット感も考慮した選び方をしましょう。安定感があるサングラスであれば、動きやすいためストレスなくレジャーを楽しめます。さらに、アウトドア環境で使用するサングラスは、汗に強い素材や耐久性が高い素材なども、選び方のポイントとなります。
レンズの機能に合わせた選び方
サングラスのレンズにはさまざまな種類があり、もっている機能が異なります。用途に合わせたレンズの選び方をするなら、より快適にサングラスを活用できます。調光レンズは、紫外線量によってカラーの濃度が変化するレンズです。屋外に出るとレンズカラーが濃くなってまぶしさを軽減し、室内に入ると薄くなって視界を確保します。屋外と室内を行き来することが多い場合や、常に最適な視界を確保しておきたい場合に、便利な選び方です。
偏光レンズは、反射によるまぶしい光をカットする機能をもっています。通常のサングラスで防ぎきれないぎらつきや反射光をカットして、クリアな視界を保ちます。運転中の道路やフロントガラスに反射するまぶしい光、水面のぎらつきや芝生の反射光などを防ぐため、釣りやゴルフ、ドライブなどを楽しむ際に最適な選び方です。さらに、鏡のようにレンズの表面が光を反射するという特徴をもつのが、ミラーレンズです。レンズ表面で光を反射することにより、通常よりも高い遮光効果を発揮し、視界を確保しつつ目の負担を大幅に軽減します。長時間紫外線を浴びるスポーツやレジャーで目を守るために効果的な選び方で、ファッションアイテムとしても存在感のあるレンズのサングラスです。
機能性で選ぶおしゃれなサングラス
サイモンは、サングラスやリーディンググラス、メガネの曇り止めなど、メガネの関連アイテムを幅広く取り扱っています。日々の生活をより快適で便利にするものづくりを追求しています。計算されたデザインやカラーのアイテムは、生活に彩りとわくわくをプラスします。
ポラフィットシリーズ
ポラフィットシリーズは、メガネの上からかけられるオーバーグラスです。穏やかなカーブを描いたフレームは、日本人の顔に合うデザインやフィット感で設計されています。サイドフレームにもレンズが施されているので、紫外線から目をカバーしながら視野もしっかり確保できます。紫外線カット率は99.9%で、偏光機能付きレンズのため、反射光をカットしてまぶしさを軽減するのが特徴です。とくにポラフィット・アイは、調光機能も付いているオーバーグラスであり、グレーのレンズであれば可視光線透過率30%から6%で調光し、カラーの濃度が変化します。
ソレミオ
ソレミオは、折り畳み式の持ち運びしやすいサングラスです。テンプルが回転してレンズの上下に収納できるため、ケースに入れると薄さ約10mmと超薄型の設計になっています。コンパクトなので、ポケットやカバンに入れて持ち運びやすく、必要なときにサッと取り出して使用できます。イタリアのナンニーニ社がデザインした、シンプルでスタイリッシュなフレームと洗練されたカラーで、ほかにはないおしゃれを楽しめるサングラスです。
まとめ
夏の紫外線から目を守るためのサングラスの選び方で大切なのは、紫外線透過率や可視光線透過率などの数値のチェックです。紫外線をしっかりブロックしながら、まぶしさも軽減できるサングラスの選び方をしましょう。日常使いやレジャーなど、シーンに合わせて選んだり、レンズやサングラスの機能性をチェックすれば、自分にぴったりの1本が見つかります。強い日差しから目を守りながら、快適に夏を楽しみましょう!