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リーディンググラスを使用する年齢は?必要になる兆候やサイン

更新日:9月21日

本やスマートフォンを見るとき「字が読みづらくなってきた」「ピントが合うのに時間がかかる」などの症状が出てきたときに役立つのが、リーディンググラスです。とはいえ「リーディンググラスを使う年齢ではない」「いつから使えばいいか最適な年齢がわからない」といった声も多く聞かれます。この記事では、リーディンググラスが必要になる年齢や兆候などについて解説します。


リーディンググラスの役割

リーディンググラスは、年齢を重ねたときに起きる視力の変化である「老眼」によるピントのずれを補正するためのメガネです。日本では老眼鏡とも呼ばれていますが、英語では本を読むときに使うメガネという意味合いで、リーディンググラスと呼ばれています。

年齢を重ねると、ピントを合わせるために必要な目のピント調整機能が低下していき、近くの小さなものが見づらくなる、老眼や老視と呼ばれる目の老化現象が起きます。もともと瞳には、レンズの役割をする水晶体とレンズの厚みを調整する毛様体筋があり、距離に合わせて水晶体の厚さを変えることでピントを調整しています。年齢とともに筋肉の力が弱くなったり水晶体の弾力性が弱くなったりすると、ピント調整がうまくできなくなり、近くのものが見づらくなるのです。リーディンググラスは、年齢によって低下したピント調整機能をサポートし、近くにあるものをくっきり見えるようにするためのメガネです。近くのものを拡大して見やすくする、ルーペとは見え方が異なります。

リーディンググラスの主な用途は、手元にあるものを見るためにあります。たとえば、長時間スマートフォンやタブレットを見るときや読書をするときにリーディンググラスを使用します。リーディンググラスは、近い距離に適したレンズを使用しているので、遠くのものを見る時に度数が合わない場合があります。そのためリーディンググラスは、かけっぱなしにするのではなく、見るものの距離に合わせてかけ外しをして使用します。

リーディンググラスの使用は、目の健康を保つためにも役立ちます。見づらい状態のまま我慢して見ていると、眼精疲労や目の病気につながったり、自律神経に影響して頭痛や肩こり、吐き気、全身疲労など身体の健康を害してしまう場合があります。我慢せずに、視力に合ったリーディンググラスを使用して目の健康を保つことが大切です。


リーディンググラスとパソコン

リーディンググラスが必要になる年齢

リーディンググラスをいつから使用しはじめるか、年齢にはもちろん個人差がありますが、一般的にリーディンググラスが必要になる平均的な年齢は45歳頃といわれています。とはいえ、早い方であれば30代後半くらいの年齢からリーディンググラスが必要になる場合もあり、40代の年齢になるとリーディンググラスを使用する方が増えていきます。そして、50歳前後の年齢になると多くの方がリーディンググラスを必要とします。その人が持っている視力や体力、趣味や職業によっても必要になる年齢は変わりますが、「見えにくい」と感じるようになってから、年齢を重ねるごとに徐々に老眼が進行していくため、症状に合わせてリーディンググラスの度数を変えながら使用する必要があるのです。

リーディンググラスの度数は、度数の低い順から「+1.00」「+1.50」「+2.00」「+2.50」「+3.00」「+3.50」「+4.00」と表記します。1番弱い度数の「+1.00」のリーディンググラスからはじまり、年齢を重ねて老眼が進んでも「+4.00」くらいで止まるのが一般的といわれています。近視や乱視などがない状態でリーディンググラスが必要になる場合であれば、年齢によってリーディンググラスの度数の目安を知ることができます。平均的に、30代後半から45歳くらいの年齢までは「+1.00から+1.50」、45歳から50歳くらいの年齢までは「+1.50から+2.00」、50歳から55歳くらいの年齢までは、「+2.00から+2.50」、55歳から60歳くらいの年齢までは「+2.50から+3.00」、60歳から65歳くらいの年齢までは「+3.00から+3.50」、65歳以降の年齢は「+3.50から+4.00」がリーディンググラスの度数の目安とされています。

また年齢以外の目安として、ピントが合う距離を使って度数の目安を知ることもできます。指の指紋を使って、近点と呼ばれる1番近くでピントが合う距離を測る方法です。指を目から10cmほど離したところに置き、徐々に遠ざけて1番近くでピントが合う場所を見つけましょう。ピントが合った距離が近点です。一般的に本を読む距離は30cmほどで、近点が30cm以上になるとリーディンググラスが必要になるといわれています。近点が40cmから50cmほどの場合は+1.50、近点が50cmから60cmほどの場合は+2.00、近点が60cm以上の場合は+2.50がリーディンググラスの度数の目安です。

リーディンググラスは「どのような場面か」「何をするときに使用したいか」「近視や乱視があるか」などで、必要な度数は異なります。リーディンググラスを購入する際は眼科を受診する必要はないため、年齢や自己チェックによる目安で購入することもできますが、はじめて使用する場合は視力を調べ最適な度数を知ることで、自分に合ったリーディンググラスを選べるでしょう。


リーディンググラスと本

リーディンググラスが必要になる兆候

40代くらいの年齢からリーディンググラスが必要になる人が多いとはいえ、実際に老眼の症状が出始めたときに「視力が落ちている?」「目が疲れているだけ?」と、老眼の症状が出ていることに気付けない場合があります。また症状が出始めた頃は、リーディンググラスを使用することに、少し抵抗を感じることもあるかもしれません。リーディンググラスが必要になる年齢には個人差があり、年齢だけでは測ることができないため、リーディンググラスが必要になっている兆候やサインを知っておくと症状に気付きやすく、早めにリーディンググラスを使用して目や身体の健康を保つことができます。

リーディンググラスが必要になる兆候には、まず近くのものが見づらくなるという症状があります。今まで見ていた距離で本やスマートフォンなどを見ると、なんとなく文字がかすんで見えたり文字が小さく感じたりすることがあるかもしれません。ついつい少し遠くに離して見ていることに気付いたら、老眼の初期症状が出ているサインかもと考えましょう。遠くの景色を見ていて、ふと近くの本やスマートフォンに視線を移したときや、近くを見ていて遠くに目線を移したとき、ピントが合うまでに時間がかかる場合は、ピント調整機能が弱くなっている可能性があります。暗い場所で見づらさを感じたり、夕方になると見づらいと感じたりする場合も、リーディンググラスが必要になっているサインかもしれません。

コンタクトやメガネを使用していると、リーディンググラスが必要になっていることに気付きにくい場合があります。同じ度数のコンタクトを付けていて、遠くはいつも通り見えるのに近くが見えにくくなっている場合は、視力が下がっているのではなく老眼の症状が出ていると考えた方がよいでしょう。またメガネを使用しているときに、近くを見ようとすると無意識にメガネを外したりメガネを上げてしまったりしているときは、手元にピントが合いにくくなっているサインです。

視界の変化だけでなく、目が疲れや身体の疲れもリーディンググラスが必要なサインになります。ピントが合いにくい状態をそのままにしていると目が疲れやすくなり、目の疲れから頭痛や肩こり、吐き気など身体の不調が出る場合もあります。このような兆候やサインに気付いたら、視力に合わせたリーディンググラスを使用しましょう。


リーディンググラスと本を読む女性

薄くて軽い!おしゃれな「コンパクトグラス」

リーディンググラスやサングラス、ルーペの通販専門店サイモン・ショッパーズでは、スタイリッシュでコンパクトなリーディンググラスを販売しています。

Compact Glass 1

Compact Glass 1は、折り畳み式の超薄型リーディンググラスです。イタリアのNannini社の技術が詰まったCompact Glass 1は、厚さ7mm、天地幅27mmのコンパクトサイズとなっています。フレームレスでクリアカラーの洗練されたデザインなので、ユニセックスでお使いいただけます。テンプルを回転させて折りたためる仕様になっており、本のしおりにできるほど薄くなり、かさばらないので持ち運びにも便利です。レンズの角度を下向きに変えることができ、つけたまま裸眼との切り替えが可能です。Compact Glass 1は、ブリッジ部分がフラットになるデザインで、鼻に跡が残りにくいリーディンググラスです。


コンパクトグラス1

Compact Glass 2

Compact Glass 2は、Compact Glass 1と同様フレームレスでクリアカラーの折り畳み式のリーディンググラスです。厚さ8mm、天地幅が31mmで、Compact Glass1より視界が広く見やすいフォルムになっています。ブリッジ部分は高くなるデザインになっており、鼻にかけやすい仕様です。鼻当て部分は、日本人にフィットする様に改良されました。クリアレンズのテンプルは14色のカラー展開で、Compact Glass 2ではグレー、ブルー、オレンジのカラーレンズのタイプも展開しています。


コンパクトグラス2

まとめ

リーディンググラスは、弱くなった目のピント調整機能をサポートするためのメガネです。一般的にリーディンググラスが必要になるのは、40歳以降の年齢が多いといわれていますが、近くのものが見えにくいと感じたら、リーディンググラスの使用を検討しましょう。遠くへ視線を移すとぼやける、目がかすむなどの症状は、リーディンググラスが必要なサインです。ただ見やすくなるだけでなく、目の健康や体の健康にもつながります。

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