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ライフスタイルを彩るおしゃれなリーディンググラスの選び方

更新日:1月10日

40歳を過ぎると「近くのものが見えにくい」など、老眼の症状が出る方が増えてきます。「老眼かも…」と思ったら、視力をサポートするリーディンググラスを使いはじめることが、目や身体の健康のためにも大切です。リーディンググラスは実に多くの種類があり、近年ではファッション感覚で楽しめるおしゃれなデザインも増えています。この記事では、自分に合ったリーディンググラスを選ぶ前に知っておくべきことや、選び方についてご紹介します。


リーディンググラスを選ぶ前に知っておくべきこと

そもそも老眼とは、年齢を重ねると誰にでも起きる、目のピント調整力が弱くなる老化現象のことを指しています。平均的に40代半ばくらいに老眼の症状を自覚する人が多いといわれていますが、30代後半くらいから症状がはじまる人もいるため、自覚する年齢や症状の進行には個人差があります。


目には、レンズの役割を果たしている水晶体があり、水晶体の厚みを調整することで近くのものや遠くのものにピントを合わせられるようになっています。年齢を重ねるにつれ、水晶体の厚みを調整している筋肉の衰えや水晶体が硬くなり、水晶体の厚みを変える力が衰えていきます。そのためピント調整がうまくできなくなり、ピントが合う範囲が狭くなったりピントが合うのに時間がかかったりするようになるのです。


「近くの文字が見えにくい」「細かい文字がぼやける」といった症状は、老眼の初期症状として多くあげられます。ピントが合う1番近い距離のことを近点といい、近点が目から30cm以上離れている場合、目のピント調整機能をサポートするリーディンググラスが必要とされています。ほかにも、老眼の初期症状として「遠くを見てから近くを見るとぼやけてしまう」「スマートフォンを離して見たり画面を拡大したりしてしまう」「暗い場所や夕方になると見えにくい」などの症状があげられます。また、以前より目が疲れる、肩こりや頭痛がするといった身体の不調が出てくる場合もあります。


症状がでているにも関わらず、リーディンググラスを使用せずにそのままにしておくと、水晶体に負担をかけてしまい、目や身体の不調の悪化にもつながりかねません。老眼の初期症状が出はじめたら、症状に合わせてリーディンググラスの使用を検討しましょう。



目に合ったリーディンググラスの選び方

リーディンググラスにはさまざまな種類があります。視力に合わせてリーディンググラスを選ぶのはもちろんですが、ライフスタイルや使い方に合わせた選び方も注目されています。


適切な度数

リーディンググラスの選び方でまず大切なポイントは、適切な度数を選ぶという点です。視力に合わせた選び方をし、老眼の進み具合に合わせて度数を変えながら使用していきます。リーディンググラスは、度数が小さいと見えにくいままなのはもちろんですが、度数が大きければ大きいほどよく見えるというわけではありません。老眼の進行具合よりも大きな度数のリーディンググラスを使用していると、目に負担がかかったり水晶体のピント調整力が弱くなったりして、老眼が早く進んでしまう可能性もあります。


リーディンググラスの度数の選び方では、普段よく見るものにピントが合う度数にすることがポイントです。度数の選び方の目安は、ピントが合う1番近い距離の近点がどれくらいかによってチェックすることができます。手元が見づらくなったと感じるときは「+1.0」のリーディンググラス、近点が40cmから50cmの場合は「+1.5」、50cmから60cmの場合は「+2.0」、60cm以上になる場合は「+2.5」といわれています。この度数の選び方は、あくまで目安となるため、はじめてリーディンググラスを使用するときは眼科を受診して正確な度数を測るようにしてください。視力に合わせた選び方で、目の健康を保つことが大切です。


レンズの種類

レンズの種類も、リーディンググラスを選ぶ際に大切なポイントです。リーディンググラスのレンズにはさまざまな種類があるため、どのようなときにリーディンググラスを使うかなど、ライフスタイルによってレンズの選び方が変わります。


単焦点レンズは、ピントが合う距離がひとつのリーディンググラスで、近くの1点にピントを合わせているレンズです。一般的に、リーディンググラスと聞くと単焦点レンズをイメージする方が多いかもしれません。単焦点レンズは、30cmから40cmの近い距離のものをはっきり見るのに最適なリーディンググラスですが、遠くのものにピントが合わないため、単焦点レンズのリーディンググラスを使用する際は、かけ外しをしながら使用する必要があります。


多焦点レンズは、ひとつのレンズのなかに異なる度数の部分があり、異なる距離にピントが合うようになっているリーディンググラスです。ひとつのリーディンググラスで、近くを見たり遠くを見たりできます。多焦点レンズのリーディンググラスには、さまざまな種類があります。二重焦点レンズや三重焦点レンズは、レンズの度数が異なる部分に境目があるレンズで、それぞれ2段階、3段階に異なる度数が入っています。近年主流となっているのは累進多焦点と呼ばれるレンズで、度数が異なる部分に境目がなく、ひとつのレンズで緩やかに度数が変化しています。


累進多焦点レンズにも、遠近レンズ、中近レンズ、近々レンズがあり、見たいものの距離に合わせた選び方ができます。遠近レンズは、遠くから近くまで見えるレンズです。お出かけするときに、運転したり景色を見たりしながら、リーディンググラスを外さずに手元も見ることができます。中近レンズは、手元にあるものから少し離れた2m~4mくらいの距離が見やすいリーディンググラスです。テレビを見たり本や雑誌を読んだり、ちょっとした作業をするなど、室内で仕事や家事をするのに最適なリーディンググラスです。近々レンズは、手元の本やスマートフォンを見る距離と少し離れたパソコンくらいの距離まで見ることができます。デスクワークをするときに最適なリーディンググラスです。このようなレンズの種類を知っておくと、ライフスタイルに合わせたリーディンググラスの選び方ができます。


フレーム

かけ心地のよさも、リーディンググラスの選び方で大切なポイントです。頻繁に使うものなので、かけていて疲れにくいフレームの方がストレスなく使用することができます。かけ心地のよいリーディンググラスの選び方のポイントは、軽量なフレームや顔にフィットするテンプルを選ぶことです。フレームが軽量であれば、かけていることが気にならならないので、はじめてリーディンググラスを使用する場合でも使い続けやすいです。また顔にフィットするテンプルなら、ちょうど見える位置でかけることができ、ズレてしまうストレスを感じることもありません。しなやかなテンプルなら窮屈さを感じずに使うことができ、かけ外しもスムーズに行えます。



リーディンググラスでおしゃれを楽しむ!

おしゃれなデザインのフレームに老眼用のレンズを入れてリーディンググラスとして使用するなど、デザインを重視したリーディンググラスの選び方をする人が増えています。ファッションアイテムのひとつとして、デザインにこだわったリーディンググラスの選び方をすると、おしゃれを楽しみながら使えます。顔の形との相性や雰囲気に合うデザイン、周りの人に与える印象などを考えたフレームの選び方をするとよいでしょう。


たとえば、楕円形のオーバル型のフレームは、顔なじみの良い形で親しみやすい雰囲気や優しい印象を与えます。長方形のスクエア型のフレームは、角張っている形から、クールな印象や知的な印象を与えるデザインです。同じく四角い形のウェリントン型は、逆台形をしていてやや丸みがあるため、スクエア型よりもやわらかい印象を与えます。丸メガネといわれることもあるラウンド型のフレームは、やわらかく親しみやすい印象を与えるフレームです。クラシカルな雰囲気を演出することもできます。逆三角形のボストン型のフレームは、スタイリッシュな印象を与え、どのような顔型でも似合いやすいデザインです。


また個性的なデザインとして、多角形のフレームやレンズを囲うリムが上部にのみ付いているハーフリム型、下半分のみのアンダーリム型などのデザインもあります。なりたい雰囲気やファッションに合わせた選び方で、リーディンググラスを楽しみましょう。



持ち運びに便利!超小型・薄型のカード式リーディンググラス

サイモンは、リーディンググラス、サングラス、ルーペの専門店です。 洗練されたデザインかつ使いやすいコンパクトなリーディンググラスを幅広く取り揃えております。


S.O.S(エス・オー・エス)

軽くて薄い、コンパクトなデザインのS.O.Sは、緊急時に使用する目的で作られたリーディンググラスです。耳にかけるためのテンプルがなく鼻にかけて使用するリーディンググラスで、名刺サイズのケースに収納できるほどコンパクトなので、薄型財布に入れて持ち運ぶことができます。洗練されたデザインのパッケージは遊び心をくすぐります。インテリアリーディンググラスを忘れたときやカラーリング中などメガネをかけられない場面で役立つ、便利なリーディンググラスです。



まとめ

リーディンググラスの選び方で大切なのは、まず視力に合わせた度数を選ぶことです。さらにライフスタイルに合わせた選び方として、レンズの種類や疲れにくいフレームを選ぶことが大切です。老眼の症状に気が付いたら、自分の顔や雰囲気、ライフスタイルに合ったリーディンググラスを使い、目や身体、心の健康を保ちましょう。


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