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「老眼かも…?」と思ったとき簡単にできるセルフチェック方法

更新日:9月21日

早い人は30代後半から、平均的には40代から老眼の症状がはじまるといわれています。症状には個人差があるため、見えづらさや目の疲れを感じても、それが老眼による症状なのか判断しにくいかもしれません。そのようなときは簡単にできるセルフチェックで、老眼がはじまっているのかチェックしてみましょう。この記事では、簡単にできる老眼のセルフチェック方法や目の健康を保つ対策をご紹介します。 

 

これって老眼?気になる症状はセルフチェック 

「見えづらい」「かすむ」「ぼやける」など視力に違和感が生じてきたら、老眼がはじまっているサインかもしれません。老眼は老化現象のひとつなので、年齢を重ねれば誰でも起こりうる現象です。とはいえ、老眼は高齢の方に起きる現象というイメージがあり、30代や40代の方で視力の違和感が生じても、老眼とは判断しにくいかもしれません。 

 

年齢を重ねると目のピント調整機能が弱くなっていき、老眼や老視と呼ばれる状態になります。目は、レンズの役割をしている水晶体の厚みを変えることで、近くのものや遠くのものにピントを合わせています。年齢を重ねると、水晶体の厚さを変えるための筋肉の力が低下したり、水晶体の弾力性が弱くなったりして、近くのものにピントを合わせるのが難しくなっていくのです。 


このように目の状態によって起きる症状はさまざまです。気になる症状をセルフチェックし、いくつ当てはまるかチェックすることが大切です。セルフチェックをしてみて、いくつかの症状が当てはまる場合は、老眼がはじまっている可能性があります。 



簡単にできる老眼のセルフチェック方法

まずは、見え方に関するセルフチェックです。老眼は、近くにピントが合いづらくなるため、小さい文字や細かい文字が見づらいと感じるようになります。スマートフォンや本を見る時に、なんとなく遠くに離して見てしまったり、細かい文字を見ようして自然とメガネを外してしまったりする、といった仕草が気になるようになるかもしれません。スマートフォンで文字を入力するスピードが遅くなったり、薄暗い場所で文字が読みにくいと感じたりすることもあります。また老眼はピントの調整がスムーズにできなくなるため、遠くの景色を見てから近くにあるパソコン画面に目を移したときに、視界がぼやけるといった症状が出やすくなります。 

 

見え方のセルフチェックだけでなく、目や身体の疲れに関するセルフチェックも行いましょう。老眼の見えづらい状態で無理をしていると、目や身体に負担が生じます。そのため、以前よりも夕方になると目が疲れる、パソコンやスマートフォンを使用するとすぐに目の疲れや身体の疲れを感じるといった症状が現れます。さらに目の疲れから、肩こりや頭痛がひどくなったり、めまいや倦怠感などの症状が出たりする場合もあります。見え方や体調に関する症状をセルフチェックして、頻繁に出ていると感じる症状があるなら、老眼がはじまっているサインかもしれません。 

 

気になる症状をセルフチェックして、もしかして老眼かも…と思ったら、さらに詳しく確認していきましょう。近点と呼ばれる距離を測って老眼を調べるセルフチェック方法があります。近点とは、ピントを合わせる目の調整力によって、対象物をはっきり見られる1番近い距離のことを指しています。反対に、調整力を使わずにピントを合わせられる1番遠い距離は遠点と呼ばれていて、近点から遠点までの間が持っている視力で見える範囲となります。 

 

目のピント調整力は、10代ごろがピークとなって徐々に減少していき、20歳あたりで近点距離が10cm前後、さらに年齢を重ねるごとに少しずつ距離が長くなっていきます。近点距離を測ると、目のピント調整力がどれくらいなのかわかるため、老眼がはじまっているかどうか簡単にセルフチェックができます。 

 

近視や乱視がある人は、メガネやコンタクトレンズをつけた状態でセルフチェックを行います。まずは人差し指の腹を、目の10cmくらい前にかざしてください。人差し指を少しずつ遠ざけていくと、指の指紋がくっきり見える場所が出てきます。そこが、ピントを合わせられる1番近い距離ということになります。目から指先までの距離を測ったら、その長さがあなたの近点距離です。 

 

一般的にスマートフォンを見たり本を読んだりする手元の距離は、目から30cmほど離れているといわれています。そのため、近点距離が30cm以下であれば、近くのものを見るときに違和感が生じることはあまりありません。近点距離が30cm以上になると、近くが見づらいと感じるようになり、老眼の初期といわれる状態になります。平均的に40歳から45歳くらいで、近点距離が30cm以上になる方が多いとされています。セルフチェックで近点距離が30cm以上だとわかった場合は、老眼をサポートするリーディンググラスを使うなどの対策を行いましょう。 

 

目の健康を保つための老眼対策

セルフチェックを行って老眼がはじまっているとわかった場合や、セルフチェックでは近点距離が30cm以下だったものの、老眼が心配だと思われる方は、目の健康を保つための対策を行いましょう。老眼で弱くなったピント機能を元通りの状態にすることは難しいのですが、老眼の進行をゆるやかにできる可能性はあります。老眼になる前に対策を行えば、近くのものが見える状態を長く保てます。 

 

老眼の予防や対策には、疲労を溜めないことが大切です。スマートフォンやパソコンを使用していると、近くをずっと見続けることになり、筋肉が凝り固まって老眼の原因になってしまいます。作業をするときは、10分に1回くらい遠くを見たり天井を見上げたりして、目の筋肉をゆるめてみましょう。目のストレッチを行うことも老眼の対策に効果的です。目をぎゅっとつむってからパッと開いて筋肉を動かしたり、眼球を左右や上下、ななめに動かしたりするストレッチを1日に何回か行って、ピント調整を行う筋肉を意識的に動かします。 

 

目のまわりを温めることは、老眼の予防や対策のひとつです。目の血流が滞ると、筋肉が凝り固まって老眼を進めてしまいます。温めたタオルやホットアイマスクなどを使って目を温めて血流を促進しましょう。また目の健康に良い栄養素を摂ることも、老眼の予防や対策となります。たとえば、抗酸化作用のあるルテインやアスタキサンチンは、目の疲れをとったり老化を防止したりするのに役立つ栄養素といわれています。栄養素を意識した食事やサプリメントを活用するなら、目の健康を保って老眼の進行をゆるやかにできます。 



老眼をサポートするリーディンググラス

老眼かどうか気になったら、セルフチェックで簡単に調べられます。セルフチェックで老眼だとわかっても少し我慢すれば問題ないと、無理して見づらいままにしないようにしてください。老眼の状態でそのままにしていると、目の疲れがさらに溜まって、老眼の症状が進行することがあります。 

 

セルフチェックで老眼がはじまっているとわかったら、眼科を受診して視力を測り、度数に合ったリーディンググラスを使用しましょう。リーディンググラスは、老眼によって弱くなっている目のピント調整機能をサポートするためのメガネです。リーディンググラスを使用すると老眼が進んでしまうと思われる方もいますが、リーディンググラスをかけて症状が進むことはありません。老眼がはじまると、ゆるやかに症状が進んでいき60歳くらいに進行が横ばいになるといわれています。老眼の進行に合わせて度数も変化するので、視力に合った度数のリーディンググラスを使用するなら、老眼が進んでも快適に過ごすことができます。 

 

基本的なリーディンググラスは、近くのものにピントが合う単焦点レンズと呼ばれるレンズです。手元のものを見る時にかけて遠くを見る時は外して、かけ外しをしながら使用します。それ以外にも、多焦点レンズと言われるひとつのレンズのなかに複数の度数が入っているリーディンググラスもあり、遠くと近くを見られる遠近両用、手元と2~3mの距離を見られる中近両用など、使用したいシーンに合わせてレンズを選べます。おしゃれなデザインのリーディンググラスや携帯しやすいコンパクトなリーディンググラスなど、種類もさまざまです。リーディンググラスを使うと、見づらいストレスを感じることなく、快適に過ごせます。 



スタイリッシュで洗練されたデザインのリーディンググラス 

サイモンでは、リーディンググラスやサングラス、メガネの曇り止めなどのケア用品を取り扱っています。快適でずっと使用したくなる心地の良さはもちろん、おしゃれで使ってみたくなるような、生活に彩りをプラスできる物づくりをしています。 

 

S.O.S(エス・オー・エス)

カード式リーディンググラスのS.O.Sは、カードケースに収納できるほど薄く、コンパクトな形状です。全ての部分がクリアーな樹脂でできていて、自然に顔になじみます。遊び心のあるおしゃれなデザインで、取り出すと空間がワンランクアップするようなスタイリッシュなリーディンググラスです。耳にかけるテンプルがなく、鼻にかけて固定するタイプなので、外出先で「ちょっと見えづらいな…」と思ったときに、サッと取り出して使えます。 


まとめ 

「小さい文字が見づらい」「夕方になると目が疲れる」など気になる症状がではじめたら、老眼がはじまっているかセルフチェックをしてみましょう。人差し指を使って近点を測り、簡単に老眼のセルフチェックができます。セルフチェックで老眼がはじまっていることに気付いたら、見づらいまま無理をするのではなく、眼科を受診して老眼をサポートできるリーディンググラスを検討しましょう。適切な対策で、老眼の進行をゆるやかにし、目の健康を保ってくださいね。

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